報徳学園少林寺拳法部の沿革

1972年、教員として赴任された位田隆久先生(後に校長)により同好会が設立される。
この時点で、教員・現監督である金澤智章先生は、中学一年生として参加。
一年を経ずして全国大会で総合優勝を果たし、1973年、部に昇格。
以後、輝かしい実績の元、多くのO.Bを輩出する。
教員として赴任された金澤智章先生を監督として世代交代を行い、今日に至る。
2002年には創部30周年記念誌発行と式典を行う。

どんなクラブ?

 少林寺拳法を中心に、人間としてより幅広く成長することを目指して活動する、明るく楽しく、ちょっとだけ厳しいクラブです。
 目指すはすばらしい仲間作り!苦しいときも、楽しいときも、「みんなの中で、みんなと共に」、「ネアカノビノビ、ヘコタレズ!」をモットーに中学生と高校生が一丸となって活動します。
道場は、「ジャングル」
引き出せ、「野性」
合言葉は、「気迫」
道場(うち〕にあっては猛虎の如く
街(そと)にあってはGentleman!

報徳学園少林寺拳法部の1年

4月
 新入生歓迎! 新年度練習スタート!
 機関紙「泥中の白蓮華」発行。
6月
 兵庫県高等学校少林寺拳法大会(県総体)
 成績
 県総体をもって高校3年生は引退です。(全国大会出場者のみ継続)
7月
 全国高等学校少林寺拳法大会。過去、先輩方は毎年優秀な成績を収められました。
 成績
 機関紙「泥中の白蓮華」発行。
8月
 高校生合宿。香川県多度津町にある少林寺拳法連盟本部で合宿、全国の高校生と共に熱い汗を流します。参加は希望制です。
 県高体連主催、運動部選手強化合宿。新幹部より希望者が参加。
10月
「講演と和太鼓の夕べ」 毎年様々な分野でご活躍の方を講師に迎えてお話を伺い、勉強の機会を設けております。また、高校3年生は、卒業発表として創作和太鼓「報徳少林寺乱武留魂太鼓」を発表します。
 機関紙「泥中の白蓮華」発行。
11月
 兵庫県高等学校少林寺拳法新人大会
 成績
1月
 近畿高等学校少林寺拳法大会
 寒稽古。1年で最も緊張する行事の一つです。大寒を挟んで4〜5日間、毎朝6:30〜8:00まで練習。まだ夜が明けぬうちから家を出て、息も凍る寒い中道場に集います。圧巻は、練習の最後、霜の降りたグランドに出て、裸足で行うランニング。冷たいと言うよりは痛いというような、筆舌に尽くしがたい感覚を乗り越えてひたすら走り、やがて気合いと共に上半身裸になってさらに走ります。「とんでもない!」と思われるかも知れませんが、寒稽古を皆勤したときの達成感、充実感は皆勤者にしか分かりません。そしてこれは、どんな困難にも負けない大きな自信となるのです。
 機関紙「泥中の白蓮華」発行。
3月
 全国高等学校選抜少林寺拳法大会
 成績

報徳・慶應少林寺拳法部合同合宿

慶應高校少林寺拳法部は、報徳学園少林寺拳法部卒業生が設立した兄弟クラブ。従って、年に1度、この時期に合同合宿を行います。
また、夏の高校生合宿でもあえて同じ宿舎に泊まり、さまざまな交流を行っています。
いかがですが、みなさん。私たちと共に、少林寺拳法をしてみませんか。

練習時間: 月曜日 16:40〜18:00(1時間20分)
火〜金曜日 15:40〜17:30(1時間50分)
土・日、祝日は基本的に練習はお休みです。大会前、昇級・昇段試験前には練習します。

泥中の白蓮華 & 報徳少林寺乱武留魂太鼓

 私たちは日々の少林寺拳法の修行をベースに、機関紙「泥中の白蓮華(でいちゅうのびゃくれんげ)」の発行と創作和太鼓「報徳少林寺乱武留魂太鼓(ほうとくしょうりんじ らんぶ りゅうこんだいこ)」に取り組んでおります。
 機関紙は、記事作製からレイアウトまで、すべて部員の手で行い、印刷会社に勤務のOBの協力を得て、年4回発行しております。
 創作和太鼓は、少林寺拳法の修行で培った心と体のエネルギーを太鼓に打ち付けるというもので、少林寺拳法有段者のみ参加が許されます。

 報徳少林寺乱武留魂太鼓は、1988年に報徳学園少林寺拳法部において3台の太鼓で始まりました。その精神は、日頃、少林寺拳法の演錬を通して得た心と体のエネルギーを太鼓に打ちつけるというもので、報徳学園少林寺拳法部オリジナルの創作和太鼓です。
 心がいくらはやっても体が動かなければ何もできず、逆にいくら体に力溢れても心が正しくなければ正しい行いはできません。心と体を練り上げ、さらにこれらの働きを司る気力が漲ったときに初めて、自分でも体験したことのない大きな効果が生み出されます。我々はこの「心、気、力」の一致を目指して創作和太鼓に取り組んでおります。
 激しく、熱く太鼓を叩き、心と体のエネルギーを極限まで高め、沸騰する血流を感じたときにこれをぶつけ合って技をかけ、突き、蹴り、投げ飛ばす、……。こうして人間が本来持つ野性とでも言うべき絶大なエネルギーを追求するのであります。

太鼓・鼓問 富田和明(打組)
富田和明的太鼓通信 電網・打組