報徳学園中学校・高等高校少林寺拳法部
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輝くサポーター〜報徳拳林会より1

 皆さん、おはようございます。臨時休校や外出自粛の期間が長引き、部員たちも辛い思いをしているだろうと、報徳拳林会のメンバーに応援メッセージをお願いしましたところ、佐藤史典さんからとてもユニークな切り口の、力強いメッセージをいただきました。大いに参考になります。それでは、スタート!

現役部員の皆さまへ。
 世界的な規模での新型コロナウィルス感染に伴う『学業、部活動及び生活スタイルの変化』で大変な時期である事に心よりお見舞い申し上げます。
 政府曰く、「感染防止の唯一の手段である『密閉、密室、密接の回避』を意識しなければならない。」とありますが、三密回避の理論は正にその通りです。

 皆さんは幸運だと思います。少林寺拳法を修養することで、三密回避は自然体で出来る様になります。すなわちこれ《間合いの虚実》です。

 皆さんも相対で法形演練を行う時、間合いを意識してますね。
 例えば、「これ以上近い間合いだと危険かも、だからもう少し離れよう。」
 例えば、「これは遠すぎるから爪半歩入っても安全かも、だから近間に入ろう。ただし、細心の注意は怠らず。」
などと、相対演練では他者との距離を常に意識した行動をしているはずですね。

 さらに、我々は単なる格技ではなく護身術を謳っております。予期せぬ危険を回避するために道場以外でも常にリスク回避の意識をしていますね。例えば、「狭い空間は避けないと脱出できないから、なるべく狭い空間では出口の近い場所を陣取るように心掛ける。」などと、道場以外でも常に武を意識していますね。これら全て、三密対策ではないでしょうか?そうです。少林寺拳法の技法である護身術とは見えない敵に対しても有効なのです。大切なのは、《道場拳法にならない》という事です。道場以外でこそ発揮されるべき技術なのが少林寺拳法なのです。クライシスマネジメントとも言いますが、少林寺拳法こそが、打撃での護身術だけでなく、心理的社会的距離感を保つ護身術なのです。《心身一如、霊肉一如、拳禅一如》の精神はここに生きて参ります。
 私も毎日、少林寺拳法の教義を実社会において常に意識し行動しております。コロナ騒動下の現在でもそれらは揺るぎなく遂行しております。皆さん自身が選び信じている少林寺拳法を本気で学び、コロナ収束後の社会活動、学校生活に活かして下さい。報徳学園の皆さんならば自粛中も出来る事は山ほどあります。心の持ち様でどの様な状況下でも自己を向上させる事は可能です。なぜなら、皆さんは私と同じ報徳学園少林寺拳法部なのですから。
合掌

 強烈な応援メッセージ、ありがとうございました。少林寺拳法の教えや技術の要諦を日常に活かしてこそ、現代社会において少林寺拳法は意義あるものになります。部員の皆さん元気をいただきましたか。仲間と共に相対練習をしたくなったでしょう!
 明日も拳林会のメンバーからいただいた応援メッセージを紹介します。どうぞお楽しみに。
 佐藤さん、そして最後までお付き合い下さいました皆様、本当にありがとうございました。合掌。

| 監督からのメッセージ | 06:28 AM |

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